山路を登りながら、こう考えた。
智に働けば角が立つ。
情に掉せば流される。
意地を通せば窮屈だ。
とかくに人の世は住みにくい。
(夏目漱石・草枕)
現代口語じゃないから、ちょっとしんどいけど
それでも綺麗な文章が好き。
この山に登ったときは、ただひたすら上へ、上へ、ということしか考えてなかったけど
頂上からご来光をみたときは、
ああごちゃごちゃとした人工物がないって、
余分なものがないって、本当に美しいなぁ。と思いました。
だけども。
窮屈だ、と言ってしまえばそれまでやけど
だからこそ、それでも、人の世は面白いことやもので溢れている。
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